ED治療に使用される医薬品とアムロジンOD錠の併用

EDとは勃起不全症のことで、年齢を重ねるにつれて多くの男性が悩まされる疾患です。EDの原因としては高血圧や糖尿病などの生活習慣病が原因となって起こる動脈硬化や外傷や手術による神経の機能障害によって起こることがあります。日本で厚生労働省の承認を受けているED治療に使用される医薬品には、バイアグラ(クエン酸シルデナフィル)、レビトラ(バルデナフィル)、シアリス(タダラフィル)が挙げられます。この3剤はいずれも同じ作用機序を有しています。具体的には血管拡張を誘導するサイクリックGMPを分解する酵素であるホスホジエステラーゼVの機能を阻害することによってサイクリックGMP濃度を上昇させ、血管拡張を引き起こし、陰茎部における血流量を増加させ、勃起を引き起こします。 これらのED治療用医薬品とアムロジンOD錠との併用について解説します。アムロジンOD錠はカルシウム拮抗薬のアムロジピンが有効成分として含まれている高血圧症治療薬です。OD錠といって口の中で唾液で溶ける口腔内崩壊錠となっています。ED治療薬とこのアムロジンOD錠とを併用すると、両者の作用を増強させてしまいます。なぜなら両者ともに肝臓において薬物代謝酵素CYP3A4によって代謝を受ける医薬品であるからです。こうなると両者が併用されると、代謝酵素の働きが医薬品の代謝に追いつかなくなってしまい、代謝が遅延してしまいます。すると両者の血中濃度が高くなって、作用が増強したり、副作用が強く現れる可能性があります。具体的には、低血圧によってふらつき、めまいが起こったり、過度な血管拡張によって頭痛がしたり、顔面が紅潮したりすることがあるでしょう。ですから併用薬のある場合には必ず医師に相談するようにしましょう。